6月28日(土)河野さん、塩月さん、三浦さんと豊後水道に浮かぶ保戸島を回るウォークをしました。津久見市のスタート地点からの距離を含めて15キロです。今回は河野さんの計画です。津久見市千怒にある太平洋セメント津久見スタジアムに車で集合し9時ウォークスタートです。天気は晴れで大変暑くなりそうです。
国道217号を経由し4キロ程進み、津久見港離島ターミナルに着きました。11時発の保戸島行「ニューやま2号」に乗ります。右側の窓からは四浦半島が延びているのが見えます。25分かけて保戸島漁港に着きました。船乗場すぐ横にあるHOTOJIMA海道という食堂に入ります。保戸島はマグロの遠洋漁業が行われています。4人とも保戸島名物ひゅうが丼を注文します。そして4人ともビール(アサヒスーパードライ)を注文します。ひゅうが丼はまぐろの切り身にタレをかけた丼です。タレはゴマ、しょうゆ、卵黄、砂糖、しょうがが入っている感じで甘口でした。熟成まぐろなんでしょうか。柔らかく旨味がありました。このタレはりゅうきゅう丼にも使えるかなと思いました。ご馳走様でした。
12時10分に店を出ます。海岸沿いの道を北へ進みます。2人組の釣り人が漁港の大ばそ防波堤から引き揚げてきたので釣果を聞いたら全然釣れなかったとのことです。道を進み押上トンネルを抜けて二目東防波堤に着きました。潮通しの良い防波堤です。クロ釣りをしている釣り人が2人いました。釣果を聞いたら全然釣れないとのことでした。保戸島は全面撒き餌禁止ですが、それにしても意外でした。保戸島は釣り人憧れの地だったのです。どうしてだろうと思いつつ来た道を400m程引き返し左折し山中の上り坂を進みます。峠を越えて下り坂になりました。樹木が切れて展望が開け記念写真撮影スポットの看板がありました。ここからは保戸島港、保戸島の住宅地、対岸の四浦半島が一望できる絶景です。
さらに道を下って行き、遠見山登山口に着きました。入山します。森林の中の獣道のような急な坂道を上ります。頂上までは450mです。息を切らしてやっと標高179mの遠見山頂上に着きました。汗ビッショリです。そこから少し進んだ所にコンクリートを張っただけの場所があり眺望が良いです。佐伯市の鶴見半島、大島が見えます。ひと息入れて下山します。登山口に戻り保戸島の住宅地へ下りるごく細い道を進みます。住宅はアパートみたいに四角の構造ばかりです。瓦屋根の住宅はほとんどありません。日本でないような異国情緒を感じます。住宅地の中に入ると幅90センチほどの細い道が網目状に走っています。車は通れません。中には人がやっと通れるような細道もありました。まるで迷路のようです。道の境界に接して住宅がひしめき合って建っています。
住宅地を抜けて保戸島小学校の横を通り保戸島最南端の防波堤(右側)に着きました。幅150m程の狭い間元海峡を挟んで対岸には四浦半島の間元防波堤がすぐ近くに見えます。私は間元防波堤で50センチほどのウスバハギを釣ったことがあります。刺身、唐揚げ、煮付けにしました。カワハギに比べて淡泊な味ですが臭みはなく美味しく食べられました。しばし間元海峡周辺を眺めた後、船乗場へ向かいます。保戸島中学校の横を通り抜け、保戸島漁港沿いの道を歩き、14時20分に船乗場の待合室に着きました。待合室横には地元の年配の方がいて少し話をしたら、海は変わってしまった、魚は釣れなくなった、と言ってました。地球温暖化のせいでしょうか。15時30分発のマリンスターで津久見港まで帰り、太平洋セメント津久見スタジアムに16時40分に戻りました。
今回は釣り人憧れの保戸島をウォークしました。現在は魚が釣れなくなっていたのが残念でした。しかし周囲を海に囲まれた潮通しの良い環境は釣り人にとってトキメクものがあります。保戸島の住宅地は通路も含めて独特の景観でした。保戸島の異国情緒ある漁村風景を垣間見たウォークでした。