7月19日(土)河野さん、阿部さんと国東半島の伊美港近辺と姫島を回る21キロをウォークしました。今回は阿部さんの計画です。姫島は火山が生み出した島で日本ジオパークに認定されています。また姫島七不思議といわれる神秘な言い伝えがあります。国東市国見総合支所に集合し8時30分ウォークスタートです。快晴で真夏日となる予報で大変暑くなりそうです。
県道山香国見線を南へ進み、オレンジロード(国東広域農道)に出て左折します。山間の峠にある新涯隧道を抜けてから櫛来川沿いの市道を北へ進みます。櫛来川はごく小さな川ですが40センチ程の鯉が5~6匹泳いでました。おそらく放流されたものでしょう。市道を進み国道213号に出て左折します。途中、道の駅くにみに立ち寄ります。店内には大きなマクワウリが売られてました。夏を象徴する果実的野菜です。ひと休憩後、国道213号を進み伊美港の姫島行きフェリー乗り場に着いて11時発のフェリーに乗ります。周防灘を北東へ進みます。20分程のささやかな船旅です。姫島のシンボル矢筈岳(標高266m)が目前に近づいてきました。
姫島港フェリー乗り場に着いて、すぐの所にある「かのや」という食事処に11時30分に入ります。3人とも、えびたこ丼(茶碗蒸し付き)を注文します。河野さんと私は当然生ビールも注文します。えびたこ丼は、カツ丼のカツの代わりにエビとタコを使ったものです。姫島は車エビの養殖が盛んです。また近海では太く身の締まったタコが獲れます。姫島の代表的な二つの魚介類を頂きました。茶碗蒸しはシイタケ、鶏肉、かまぼこが入ってました。薄味の上品な味でした。午前中、暑くて結構汗が出ていたので生ビールが旨い。
食事後、店を出て姫島南側の海沿いを走るひめしまブルーラインを東へ進みます。美しい海水浴場が広がります。海を挟んで南方向には国東半島の両子山、小門山、不動山などの山々が連なって見えます。東方向には山口県の祝島がうっすら見えます。姫島の東端にあるくるまえび養殖場を過ぎて県道稲積姫島港線に出て西へ進みます。海岸沿いにある拍子水温泉(七不思議)に着きました。暑くて汗ビッショリなので、ここの休憩室で休憩させて頂きました。疲れが取れました。大変有難うございました。温泉を出て県道を西へ進みます。海沿いから山中の上り坂となりました。県道右横にかねつけ石(七不思議)がありました。
緩い上り坂を進みます。県道左横に逆さ柳(七不思議)がありました。さらに上り坂を進みます。峠にある長尾トンネルを抜けて下り坂になります。姫島の中心部に出ました。姫島小学校横から右折し細道を進み、姫島庄屋古庄家に着きました。家の中を見学します。天保時代に建てられた大きな家で土間にかまどや石臼が置かれてます。江戸時代にタイムスリップした感覚になります。古庄家を出て住宅地の中の細道を北へ進みます。県道北浦姫島港線に出て左折し進みます。北側には周防灘を挟んで山口県の山々がうっすら見えます。北浦港の沖合には浮洲(七不思議)が見えます。
観音崎に着きました。ここから岩場に設置された階段を上がり観音崎先端にある仙人堂(七不思議)へと向かいます。仙人堂は小さなお堂です。周囲の磯場は黒曜石が露出しており、地質学的に重要で国の天然記念物に指定されています。観音崎周辺の海は透き通っていて大変綺麗です。入り組んだ磯場と調和して絵のように美しい景色です。観音崎から引き返し県道北浦姫島港線を南へ進み15時40分にフェリー乗り場に着きました。16時30分発のフェリーに乗って伊美港まで戻り、市道を進み17時10分に国見総合支所に戻りました。
今回は、姫島の「おおいたジオパーク」と姫島に伝わる「七不思議」を見学しました。火山活動による地質的な美しさ、神秘的な言い伝えの七不思議を楽しめたウォークでした。