2024/03/23 (Sat) 17:47:15

大分市ウォーク(敷戸駅~住床地区~片島地区) - 高木 博

 3月16日(土)後藤さん、河野さん、阿部さん、麻生さん、渡辺さんとJR豊肥本線の敷戸駅を起点に近辺を回る24キロをウォークしました。今回は渡辺さんの計画です。各自、大分市街地南方にある敷戸駅に集合し9時20分ウォークスタートです。天気は晴れで寒さも和らぎウォークしやすい時期となりました。

 国道10号を南へ進み大分大学前駅を過ぎて大分大学南側の市道を進みます。高江団地手前から右折し森林の中を進み、住床地区の小さな集落に出ました。昔ながらの民家が並びます。集落を過ぎて山中の細道を南東へ進みます。上り坂が続きます。本宮山へ向かう登山道との分岐点に着き、ここからは西寒田神社へと向かう下り坂を進みます。森林を抜けると上判田地区の小集落に出ました。寒田川沿いの細道を進み西寒多神社の拝殿横に出ました。例によって信心深い後藤さんが1番先にお参りします。それに吊られてみんなもお参りします。神社を出て森林の中を東へ進み美し野団地に出ました。団地内と東稙田中学校の横の道を通り国道10号に出ました。

 国道10号を北へ進み11時50分、敷戸駅すぐ近くにある吉源という台湾料理の店に入ります。座卓席に上がり後藤さんは「塩ラーメン+中華飯」、河野さんと私は「台湾ラーメン+中華飯」、阿部さんは「しょうが焼きランチ+味噌ラーメン」、麻生さんは唐揚げの単品、渡辺さんは「麻婆豆腐ランチ+味噌ラーメン」を注文します。いつもの飲んべえの4人(後藤、河野、麻生、高木)はジョッキ生も当然注文です。ここのセットメニューは、メインメニューにプラスして丼物、炒飯、ラーメン等の中から1つ選ぶ事ができます。2種類の味を楽しめて量も多くコストパフォーマンスが高いです。

 注文した食べ物が出てくる前にジョッキ生は飲んでしまいました。食べ物がきた時に追加でもう一杯注文します。台湾ラーメンのスープは透明の赤色でした。見た目は辛そうですがカレーで言えば辛口くらいでしょうか。キレの良いスッキリした味でした。ラーメンの具にはネギ、もやし、ミンチ肉が入ってました。どちらかと言えばシンプルな味わいなので素材の旨さが伝わってくる感じがします。飽きない味です。中華飯にはエビ、イカ、ウズラの卵、白菜、ニンジン、キクラゲが入っており具沢山でした。初めての台湾料理、美味しかったです。

 12時50分に店を出ます。敷戸駅横の跨線橋を渡り敷戸団地に入ります。団地南側の市道を通り団地を抜けて森林の中の上り坂を進みます。高台にある大分パブリックゴルフ場に出ました。ここからは大分市内を垣間見ることができて景色は良いです。ゴルフ場から北へ進んで行くと道の右手横に網を張ったエリアが現れました。中には長方形の箱の様な建物がいくつも並んでおり不気味な感じがしました。後で調べると大分サバイバルゲームフィールドでした。遊戯用のエアガンとかを使ってサバイバルゲームを楽しむ施設です。山道を進み東九州自動車道の上に架かる橋を渡ります。大分米良インターがすぐ東側に見えます。

 次に県道中判田下郡線の上に架かる橋を渡り、米良地区の集落に入りました。細道を南へ進み東九州自動車道と大分南バイパスの下をくぐり坂道を上って行きます。高台にあるレゾナックスタジアムの前に出ました。市道を少し南へ進み大分運転免許センターの所から右折し山中の上り坂に入ります。巨大な産業廃棄物処理場がありました。人目につかないこんな所にあったのかという思いです。処理場は広大な面積で恐ろしいほど深く掘られているのに驚きました。山中の下り坂を北西へ進みます。左手には陸上自衛隊大分分屯地があります。水路の様な西芳河原川に沿った細道を下ります。敷戸団地南側に出て市道を進み16時10分に敷戸駅に戻りました。

 今回は大分市街地に隣接した森林の中の細い裏道的なルートが多かったです。敷戸駅南側の森林は手つかずの自然が多く残されてました。北東側は森林を伐採し産廃処理場やソーラーパネル等の開拓がなされてました。環境面で徐々に変化していく大分市を見たウォークでした。
2024/02/18 (Sun) 16:09:14

北九州近代化産業遺産ウォーク(JR小倉駅~戸畑区~若松区) - 高木 博

 2月9日(金)田中さん、河野さんと北九州市若松区・戸畑区の近代化産業遺産を巡る20キロをウォークしました。今回は大牟田市に住む田中さんの計画です。河野さんと私は大分駅から8時10分発の特急ソニック12号に乗り小倉駅で下車します。田中さんは大牟田駅から快速電車で小倉駅に来ました。田中さんと小倉駅で合流し小倉城口から10時10分ウォークスタートです。そんなに寒くもなく雲の間に青空も見えて意気揚々と歩き始めます。

 小倉駅すぐ南側を走る国道199号を西へ進みます。市街地中心部を流れる紫川の勝山橋を渡った所にリバーウォーク北九州という14階建ての大きなショッピングモールがあります。大分市とはスケールの違う商業ビルやマンションが並んでいます。北九州都市高速3号線の下を通った後、国道199号を離れJR鹿児島本線に沿った市道を進みます。九州工大前駅入口交差点を左折し南へ進みます。九州工業大学正門(産業遺産)に着きました。さらに南へ進み夜宮公園に着きました。ここは菖蒲池、梅林、日本庭園、旧安川邸等がある10.3ヘクタールの広い公園です。旧安川邸(産業遺産)の入口まで行き時間が無いので引き返し公園を出ました。

 北西へ進み戸畑区役所と戸畑図書館(産業遺産)の前を通ります。12時45分、資さんうどん新池店に着きました。店に入りテーブル席に座ります。田中さんは、しあわせセット(肉ごぼ天うどん、ミニカツとじ丼、ミニぼたもち)、河野さんはカツとじ丼ミニうどん付き、私はカツとじ丼を注文します。カツとじ丼はカツ丼と同じものです。河野さんと私は瓶ビールも注文します。今夜の居酒屋に備えて私は丼だけの単品で済ませましたが、田中さんのしあわせセットは見るからに量が多かったです。セットには、ミニぼたもちも付いてます。ばたもちは日本の重工業を支えてきた北九州の労働者たちの文化であります。資さんうどんにメニューとしてあります。

 13時30分に店を出ます。再び戸畑区役所の前を通り北西へ進みます。洞海湾に架かる赤い若戸大橋が見えてきました。洞海湾に面した場所にニッスイ戸畑ビル(産業遺産)があります。水産資源の様々な活用に取り組んできました。若戸大橋のたもとにある若戸渡船の戸畑渡場に着きました。吊り橋の若戸大橋が目前にそびえ立って見えます。14時26分発の渡船に乗りました。料金は100円です。洞海湾を挟んで対岸にある若松渡場へ向かいます。洞海湾は細長い入江のような湾なので波は無く船は揺れることなく進みます。航路は約400m程で3分程で着きました。わずかな時間の船旅ですが船に乗ると海のロマンが感じられワクワクします。

 若松渡場から若松南岸通りを進みます。海岸沿いに近代化を牽引したレトロな産業遺産が並びます。上野ビル(旧三菱合資会社若松支店)、旧古河鉱業若松ビル、石炭会館(旧若松石炭商同組合事務所)、栃木ビル(現杤木汽船株式会社)と外観だけ見学します。時間がないので若松渡場に引き返し15時03分発の渡船で戸畑渡場に戻ります。戸畑渡場から市道を東へ進み、九州工大前駅から国道199号を進みます。JR鹿児島本線を北へ横断し北九州都市高速2号線沿いの国道199号を小倉駅へ進みます。左手の関門海峡に面した埠頭には日本製鉄の工場や商業施設が並びます。16時40分に小倉駅新幹線口に着きました。

 小倉駅から南に700mの所にあるホテル1-2-3小倉まで歩いて行きます。チェックインしてホテルを出て小倉駅前の「やき鳥好起」という居酒屋に向かいます。18時から飲み会でコース料理プラス飲み放題プランです。やき鳥専門店なので、コース料理のやき鳥は大変美味しかったです。田中さんは飲み放題メニューのほとんどのメニューを飲んだとのことです。結構酔ったみたいです。飲みながら忌憚なく語り合うことができました。飲んだ後、近くのカラオケ館小倉本店に行きました。いつものように採点機能をオンにします。今回は河野さんの点数が1番良くて3人の中でチャンピオンとなりました。

 今回巡った若松区・戸畑区の数々の産業遺産のレトロな建物には近代化に向けて頑張った意気込みと力強さがありました。洞海湾はかつて工場廃水により死の海となってましたが、現在は既に環境再生を果たし魚が住む青い海になっています。貴重な産業遺産のある街並みと港町の雰囲気に歴史と哀愁を感じたウォークでした。
2024/02/14 (Wed) 16:42:05

三重町ウォーク(三重町駅~本城山~川辺ダム~道の駅みえ) - 高木 博

 2月3日(土)後藤さん、河野さん、阿部さん、麻生さん、渡辺さんと豊後大野市三重町を巡る28キロをウォークしました。今年最初のウォークとなります。今回は三重町に住む後藤さんの計画です。各自JR豊肥本線の三重町駅に集合し8時20分ウォークスタートです。やや寒い曇り空の中、市街地を西南へ進みます。

 まず三重町駅すぐ近くの上赤嶺神社でお参りします。その後、少しレトロ感のある住宅街の中を進みます。国道502号に出て横断すると田園地帯に入りました。県道伏野三重線を進み、本城山登山道の入口に着きました。本城山は標高440mで頂上目指して上ります。登山道は頂上手前まで舗装されていて歩きやすいです。9時40分に頂上に着きました。低い山ですが、眺望は良く北東に三重町市街地を一望できます。今日は天気がいまいちで周囲の山々に雲がかかっていて遠方の景色は見ることはできませんでした。しばし景色を楽しんだ後、下山します。田園地帯の中の市道、国道502号、県道百枝浅瀬野津線を北へ進みます。

 三重町川辺のひなびた集落に入りました。カボスを庭に植えている民家が多いですが、カボスは収穫されないままの状態が多かったです。もったいない気がします。集落を抜けてすぐに大野川の川辺ダムに着きました。大きな堰の様なダムです。水が満々と貯まっていました。巨大なコイ、フナ、ナマズがいるのだろうと思いました。釣趣が誘われます。水の豊富な風景は安心感があり心和みます。川辺ダムを出て山間を走るJR豊肥本線沿いの市道を東へ進みます。すると西から大分駅方向へ向かう特急「あそぼーい」が現れました。列車に向かって両手を振るとサービスホーンを鳴らして答えてくれました。思わぬ粋な計らいで嬉しかったです。

 三重町の住宅街に入り東へ進みます。三重町駅前の大五郎食堂に12時15分に着きました。大五郎食堂は昔ながらの地元の人気食堂で是非行ってみたいと思ってました。店に入り畳の席に上がります。後藤さんと阿部さんは大五郎定食、河野さんと私は野菜炒め定食、麻生さんはチキンカツの単品、渡辺さんはトンカツ定食を注文します。飲んべえの4人(後藤、河野、麻生、高木)は瓶ビールも注文します。瓶ビールは大瓶で600円なので安いです。寒くてもウォーク時の昼食のビールは充実感があり旨いです。大五郎定食は大きいメンチカツでした。ソースがたっぷりかかり美味しそうでした。野菜炒め定食も野菜の量は多かったです。ご馳走様でした。

 13時に店を出ます。市街地の市道を南東へ進み、県道三重弥生線に出て北西へ進みます。国道326号を横断し商店街の中のふれあい通りを進みます。三重町駅手前から三重川の橋を渡り三重川の右岸沿いの細道を上流へ進みます。左手の急坂の遊歩道を上り高台にある大原ツツジ公園に出ました。それから大原球場の周囲を通り大原総合公園に着きました。公園北側に隣接しているデザートショップ「おかしのHADA」に入ります。小さい店ですが後藤さんお薦めの店です。ケーキ、シュークリーム、ショコラ、大福、クッキーほか品揃えが豊富でした。私は家族へのお土産にプリンを買いました。他のメンバーもそれぞれお土産を買ってました。

 店を出た頃から小雨がパラパラ降ってきました。公園を出て山間の市道を北東へ進みます。民家がポツポツ並び田畑のある風景が続きます。雨が少しずつ強くなってきました。服が結構濡れて寒さを感じます。国道326号の道路下の通路をくぐり700m程進んで16時に道の駅みえに着きました。本当はここから2キロ程先の菅尾駅がゴールのはずでしたが、雨が降っているので道の駅みえがゴールとなりました。この道の駅は高台にあるので山間の田園地帯を流れる大野川の景観を眺めることができます。しばし店内を見学した後、ここに車を止めていた麻生さんの車に同乗し帰途に向かいました。

 今回は後藤さんのご当地ルートでした。レトロ感のある住宅街やひなびた集落内の道を通り、昔懐かしの気分になりました。低山だけど眺望抜群の本城山、豊かな水を貯えた川辺ダム、地元の人気店の大五郎食堂とおかしのHADA、など三重町の魅力を楽しめたウォークでした。
2023/12/28 (Thu) 10:58:01

安心院町ウォーク(安心院温泉センター~るるパーク~安心院温泉センター) - 高木 博

 12月22日(金)河野さんと宇佐市安心院町の町内を回る27キロをウォークしました。河野さんの車で私の自宅を7時に出発します。別府の山を越える国道500号の道路凍結が心配なので国道10号回りで杵築市山香町から県道佐田山香線と県道山香院内線を経由して高台にある安心院温泉センターに着きました。9時40分ウォークスタートです。周囲は所々に雪が薄く積もっていて寒いです。今年1番の寒さです。

 安心院大橋を下り新貝川右岸の堤防道路を下流へ進みます。津房川との合流地点から津房川を上流へ進み木裳橋を渡り右岸の堤防沿いの細道を上流へ進みます。荘という地区に入りました。この辺は子供の時ハエやコイ釣りに来た場所です。津房川を離れ、上ノ原と呼ばれる広い高台に行く坂道を上ります。雪が強くなってきて寒いです。これも冬の一興だと思い黙々と進みます。高台に着くと田園風景が広がりました。高台から下り道を進み口ノ坪という地区の小集落に入りました。民家の庭には柿の木が各所にありますが、どの木も柿が一杯なったままです。柿好きの私にとって実にもったいない話です。年配の方が多くて柿を食べないのでしょうか。

 小集落を抜けて佐田小学校手前から圃場整備された田畑の中の細い農道を進みます。雪は止みましたが、冷たい強い風が吹いてきます。農道から県道山香院内線に出て東へ進みます。途中から左折し東九州自動車道に沿った森林の山道を上ります。大分農業文化公園インターから左折し市道を進み13時に、るるパークに着きました。寒さのためか我々2人以外に客は見かけません。公園内の豊の国物産館のカフェで昼食です。河野さんは、きのこカレー、私はカレーを注文します。きのこカレーには、きのこがゴロゴロ入ってました。暖かいカレーが実に旨いです。早く安心院温泉に入りたいので13時20分に早々と、るるパークを出て市道を下っていきます。

 県道佐田山香線に出て山間の道を進みます。東九州自動車道の安心院インター横を通り安心院町の商店街を通り15時30分に安心院温泉センターに戻りました。寒くて手の指が上手く動きません。300円出して温泉に入ります。湯船が1つだけの透明な温泉です。体が表面からチリチリほぐれていきます。極楽極楽の気分です。体の芯まで十分暖まったので風呂から上がり2階の休憩室に行きます。ここからは安心院町の市街地を見下ろせ、由布岳と鶴見岳が正面に見えてなかなかの景色です。30分ほど休憩して温泉を出て宇佐市安心院支所すぐ近くのムジカに車を止めます。仕事帰りで安心院町に住む同級生の石川さんと合流し18時から3人で忘年会です。

 ムジカは1泊2食で3000円(税込み)です。本来は食堂ですがバイクや車で遠乗りしてくドライバーのためにサービスで簡易宿泊もやってます。建物は大きな農機具倉庫を改築したような感じです。外から見ればとても食堂や宿泊施設に見えません。店内には薪ストーブがあり柔らかい暖かさがありました。夕食は唐揚げ、豚バラソテーのあんかけ、サケのソテーのあんかけ、野菜サラダ、山菜のおにぎり2個でした。それに中ジョッキが付いてます。ここはアルコール持込みオーケーです。3人ともそれぞれ、缶ビール、焼酎、日本酒を持込んでいるので自由に飲んでいきます。途中でマスターが缶ビール(スーパードライ)を1缶ずつサービスしてくれました。

 食堂での忘年会は20時に切り上げて宿泊部屋に行きます。3人が寝るのに十分な広間の部屋です。木造の簡素な造りですが、エアコン、コタツ、ホットカーペット、ワイファイもあります。寝るだけなので全く不自由なしの文句なしです。コタツに入り持参したつまみを出して3人で引き続き飲みます。ビール好きの石川さんは相変わらずビールオンリーです。石川さんは流暢に喋るようになり結構酔ったみたいです。眠くなったので21時に就寝します。朝食は8時からです。スクランブルエッグ、焼きベーコン、焼きサケ、味噌汁でした。ご飯は炊きたての安心院米で、甘みとモチモチ感があり大変美味しかったです。マスターと女将さん有難うございました。

 今回ウォークルートは私の古里を回りました。今は安心院町に実家はないので、魚釣りをした川、田園風景、商店街など安心院町の風景に哀愁みたいなものを感じました。ウォーク後は安心院町の同級生も交えて忘年会をし、今年1年のウォークを気分良く締めることができました。
2023/12/24 (Sun) 10:12:44

大分市街地ウォーク(JR滝尾駅起点の周回コース) - 高木 博

 12月16日(土)後藤さん、河野さん、阿部さん、麻生さん、渡辺さんと大分市街地を廻る30キロをウォークしました。今回はウォーク後の忘年会も兼ねていて麻生さんの計画です。市街地にあるJR滝尾駅に集合し8時10分ウォークスタートです。天気は曇りで肌寒いです。まずJR滝尾駅の東側に隣接している碇山に登ります。標高56mの大分県1低いごく小さな山です。ジグザグ道を上り頂上の展望所に着きました。低い山だけど眺望は良く北西に大分市中心部と別府湾を見渡せます。

 碇山を下り北西へ進みます。大分川に架かる広瀬橋を渡り高台にある上野の森の坂道を上ります。森林の中を少し進み大分市美術館に着きました。美術館横には展望台があり、西大分地区と別府湾を見渡すことができます。展望台を出て森の中の細道を進みます。森林が切れたら、みかん畑が現れました。決して広くはないけど大分市中心部にみかん畑があるとは思いませんでした。国道210号の大道トンネルの上の道を進み城南団地に出ました。ちょうど無人販売所があり、袋に5個ほど入ったみかんが100円で売られてました。みかんを買った後藤さんが1個くれたので食べると酸味はあまりなく大変甘かったです。サイズは小ぶりで皮が薄かったので早生みかんだろうと思います。

 高台にある城南団地の中を進み、団地の下り斜面にある狭い森の中の細道を下ります。森の木々は手つかずの原生林のようで、この中には太古の生き物が潜んでいるような雰囲気があります。細道を下り県道小挾間大分線に出て平野の住宅街を西へ進みます。東九州自動車道の橋梁の下をくぐって進み賀来川に架かる小畑橋を渡ると田畑の広がる田園地帯に入りました。田畑の間の細道を南へ進み医大バイパス(県道大分挾間線)のアンダーパスをくぐります。東野台団地に出て団地内の道を通り医大バイパス沿いのアテオ学園台店の横に出ました。医大バイパスを300m南西へ進み12時に「みつば」という食堂に着きました。

 客が多く空いていたカウンター席に6人とも座ります。後藤さんは豚肉の生姜焼き定食、河野さんは白身魚の南蛮定食、阿部さんは天ぷら盛り合わせ定食、麻生さんはチキン南蛮の単品、渡辺さんは天丼、私はとり天定食を注文します。後藤さん以下飲んべえの4人は瓶ビールも注文します。キリンラガーはコクと力強さがあって旨いです。少し待って出てきた定食のとり天の衣はカラッとサクサクでした。家庭で作る天ぷらの衣はどうしても柔らかくベタッとします。ここの食堂の天ぷらは絶品でした。天ぷらの味は衣に大きく左右されますね。大衆食堂ですが、日本料理の板前のような素晴らしい腕前だと思いました。大変ご馳走様でした。

 12時50分に店を出ます。市道を南東へ進み田園地帯にあるJR豊後国分駅すぐ近くの大分市歴史資料館でトイレ休憩です。その後、南へ進み大分川に架かる国分橋を渡り国道210号に出て東へ進みます。わさだタウン手前の七瀬川自然公園入口交差点を右折し七瀬川右岸の堤防道路を下流へ進みます。県道下芹寒田線に出て住宅街の中を東へ進みJR敷戸駅前に出ました。ここから商業施設が並ぶ中の国道10号を北西へ進みます。大分川に架かる府内大橋を渡り大分川左岸の堤防道路を下流へ進みます。広瀬橋を渡り市道下郡宮崎大通り線を南へ進み16時20分に「森岡食堂てっちゃん」に着きました。

 飲むには時間が早いですが、ここで早速忘年会です。小さい店ですが新しい綺麗な店です。コース料理と飲み放題で3500円(税込み)です。コース料理は、手羽先と野菜の鍋、ハム入りの野菜サラダ、からあげ、コロッケ、ちきん南蛮、焼きそば、焼き飯でした。それに、ご飯と味噌汁も食べられます。飲み放題なので生ビール、日本酒、焼酎を次々と注文します。食べ物の量も十分でお腹いっぱいになりました。これで3500円は安いです。お店の努力に感謝です。

 今回ウォークは市街地にある高台の森、みかん畑、住宅団地、田園地帯、商店街の中を歩きました。裏道的なルートもあり、オルレコース気分も楽しめました。忘年会はいろいろ語り合い、あっという間に2時間が過ぎ、今年の月例ウォークを楽しく締めるることができました。来年も健康第一で無理せず頑張りましょう。
2023/11/28 (Tue) 09:27:40

基山散策コースウォーク(佐賀県基山町) - 高木 博

 11月18日(土)田中さん、河野さんと佐賀県基山町の基山散策コースをメインに21キロをウォークをしました。今回は河野さんの計画です。河野さんと私は大分駅高速バス乗場から7時25分発の高速バス「とよのくに」に乗ります。久し振りの高速バスでビールを飲みながら車窓を楽しみました。由布岳はうっすら雪化粧してました。高速基山で降り基山PAで大牟田市からJRで来た田中さんと合流します。やや肌寒いです。9時30分ウォークスタートです。

 町道を南方へ進み基山町の市街地に入ります。住宅が多く福岡市のベッドタウンとなっています。基山町役場とJR基山駅の前を通り西へ右折し進みます。県道17号(久留米基山筑紫野線)の正応寺ICから県道17号沿いの道路を南へ進み11時30分に鳥栖プレミアムアウトレットに着きました。ここには初めて来ました。洋服、バッグ、靴、アクセサリー等の店が並ぶアウトレットモールです。男性にはそれほど興味は起きないと思いますが、女性には大人気なことと思います。昼食のためモール北側にある紅虎餃子房鳥栖プレミアムアウトレット店に行きます。入口には客が10名程並んでいて我々は20分程待って店内に入ることができました。

 店内の壁に掛けられている数枚の絵画は中国人が描かれており中国ムードがあります。田中さんと河野さんはラーメン(醤油味)と炒飯セット、私は五目あんかけごはんを注文します。河野さんと私は生ビールも注文します。セットメニューのラーメンはチャーシュー、メンマ、ノリが入ってました。炒飯は彩りよく具材が入っており美味しそうでした。それと小鉢にはタレがかかった唐揚げが入ってました。五目あんかけごはんのあんにはエビ、イカ、豚、キクラゲ、タケノコ、レンコンほか数種類の野菜が入ってました。手の込んだ料理だと思いました。値段は少々高いと思いましたが、滅多に食べない高級な料理を頂きました。

 昼食後、県道17号沿いの道路を正応寺ICまで戻ります。ここから左折して田園地帯の町道を西へ進みます。道の左右に柿畑がありました。柿の種類は分かりませんが、多数の木に大きめの柿が沢山実を付けてました。今からが収穫時期のようです。県道137号(基山平等寺筑紫野線)に出て西へ進みます。民家がパラパラあり次第に山中に向かう緩い上り坂になりました。大興善寺への入口から150m程の所に二連水車があります。利光川の水を引いての精米施設ですが現在は利用されているか分かりません。県道を右折し小集落に入ります。昭和初期のような懐かしい民家が並びます。集落を抜けて山を上る細道を進みます。少し上った所にお茶畑がありました。綺麗に剪定されています。お茶畑というのは整然とした美しさがあります。

 上り坂を進んでいきます。森林の中を抜けると九州自然歩道と合流しました。九州自然歩道を進むと、きやま牧場に着きました。小さな牧場で、あか牛が10頭ほどいました。柵がありましたが、気付くと子牛が1匹道路に飛び出てました。子牛だけど、もし向かってきたらヤバいです。その時はパワー空手の河野さんに戦ってもらおうと心に決めていました。しかしエサをくれると思ったのか人懐こくジワリと近づいてきます。子牛を驚かさないように、そおっと道を通り過ぎます。まだまだ上り坂が続きます。ようやく下り坂になってすぐに基山草スキー場に出ました。基山の山頂から下の駐車場まで草の斜面が続きます。

 草スキー場を上り標高404mの基山の頂上に着きました。ここに基肄城(きいじょう)跡があります。基肄城は、天智天皇の時代(665年)に唐・新羅の侵攻に備え、大宰府防衛のため築かれた朝鮮式山城です。山頂には基肄城跡の石碑があるのみでした。山頂からの眺望は良く北側に博多湾、東側に筑紫野市を眺めることができました。しばし眺望を楽しみ下山します。近道を行くため森林の中の細い急斜面の坂を下ります。ちょっと膝にきました。本来の基山町散策コースに出て右折し400m程進むと基肄城水門跡に着きました。谷を流れる筒川の水を通す水門跡です。石塁の下方に暗渠の水路があります。水門跡を出て町道を1.6キロ程歩き基山PAに16時15分に戻りました。

 今回は、華やかなアウトレットモール、実り多い柿畑、美しいお茶畑、あか牛の牧場、草スキー場、基山頂上からの眺望、歴史的な城跡などバラエティに富んだ風景を楽しめたウォークでした。
2023/11/19 (Sun) 17:22:48

南阿蘇鉄道ウォーク(立野駅~高森駅) - 高木 博

 11月11日(土)後藤さん、河野さん、阿部さん、麻生さん、渡辺さんと阿蘇山南部を走る南阿蘇鉄道の立野駅から高森駅までの26キロをウォークしました。2016年4月16日に発生した熊本地震で被害を受けた南阿蘇鉄道は今年7月15日に全線復旧しました。立野駅はJR豊肥本線と南阿蘇鉄道の乗換駅で、それぞれのホームが同じ駅舎内にあります。駅舎は全線開通に合わせて新築といえるようなリニューアルがなされており、以前より大きくモダンな造りとなってました。JR豊肥本線の熊本駅方向からちょうど赤いディーゼルカーが入ってきました。ここから阿蘇駅方向へ向かうスイッチバックとなります。列車が逆方向に出発するのを見送って9時20分ウォークスタートです。

 立野駅から350m程進み立野ダム展望台に着きました。深い立野峡谷に建設中の立野ダムが目前に見えます。白川沿岸の洪水対策用のダムです。少し見学し市道を東へ進みます。黒川に架かる阿蘇長陽大橋を渡り長陽大橋展望所に着きました。北側すぐの所にそびえ立つ新阿蘇大橋を見上げます。壮大な橋です。白川沿いの市道を進みます。この辺の白川は釣り人が立ち入れない程の険しい峡谷となっています。白川の鮎返りの滝展望所に立ち寄るはずでしたが、入口を見落としました。長陽駅にも立ち寄るはずでしたが右折箇所を見落としました。それでやむなく加勢駅手前から右折し今回ウォークルートに途中から入ります。静かな田園地帯とひなびた農村集落の中の道を進みます。白川も平坦な田園地帯を流れるようになりました。

 農村集落から県道熊本高森線に出て東へ進み12時20分に道の駅くぎのに着きました。ここのあじわい館というレストランで昼食です。レストランはカフェテリア形式となっており、かき揚げ、豆腐田楽、アジフライ、おでん、だし巻き卵などの家庭料理が棚に多く並んでました。その中から好きなおかずを取ります。それ以外に、そば、うどん、カレー、赤牛の焼き肉丼なども注文できます。後藤さんほか2名は生ビールも注文しました。かきあげとビールは合います。旨そうでした。私は今日は運転手なのでノンアルコールビールです。瓶入りのキリンのゼロイチでした。汗が少し出ていたせいか飲むと意外とビールっぽくて旨かった。やはり缶入りより瓶入りの方が雑味のないすっきりした味だと思いました。

 道の駅の北側テラスからは正面に阿蘇山、根子岳がそびえ立ち、その麓に田園地帯が広がっている風景を見渡せます。13時にここを出ます。県道熊本高森線を東へ進み四季の森温泉を過ぎた所から左折して農村集落内の市道に入ります。市道に沿って流れている幅1m程の水路は水量豊富で透明で大変美しく阿蘇の自然環境からみてヤマメがいるかもしれないと思いました。何が釣れるか、ちょっと竿を出してみたい気持ちになります。白川に架かる小さい橋を渡り小集落に入りました。農家の庭で4~5匹のあか牛が飼育されてました。さすが畜産王国阿蘇です。さらに進み南阿蘇鉄道の踏切に着いた時トロッコ列車がごくゆっくりと立野駅方向へ進んでました。満員の乗客でした。我々が手を振ってお見送りすると笑顔を返してくれました。

 田園地帯の中を走る線路沿いの細道を進みます。阿蘇白川駅の横を通り、南阿蘇白川水源駅横を左折します。南阿蘇白川水源駅もリニューアルされてモダンな造りとなっていました。駅内には簡易な喫茶店もありました。市道に出て右折し250m程進むと白川水源入口に着きました。神社の鳥居をくぐり300m程先の水源へ向かう遊歩道を進みます。途中にはお土産店や茶屋が並んでます。名水を使ったコーヒーや水ようかんを売ってました。水源池に着きました。ここが白川の源流です。池の底から透明な湧水がグングンと湧いてました。毎分60トンとのことです。その量の多さと勢いに阿蘇の水環境の威力を感じました。

 白川水源を出て国道325号を東へ進み、弁当のヒライから南へ向かう市道を進みます。田園地帯の中を進みます。その中にポツンとある見晴台駅の横を通り県道熊本高森線に出て東へ進みます。高森湧水トンネル公園の入口に着きました。鉄道トンネル工事跡地の公園です。公園の端には細い水路があり、中には50センチ程のまるまる太ったコイが数匹泳いでいました。水は湧水なので透明で綺麗だし、ここのコイは食べても臭みはなく美味しいだろうと思いました。トンネル入口に着きましたがトンネルの長さは2055mで往復に時間がかかるので中には入りませんでした。公園を出て北へ向かい16時に高森駅に着きました。高森駅も新築みたいにリニューアルされてモダンな駅になっていました。16時39分の列車に乗り立野駅に戻りました。

 今回は、熊本地震後、全線開通した南阿蘇鉄道に沿ったルートをウォークしました。リニューアルされた立野駅も高森駅も旅情を誘う魅力的な駅です。南阿蘇には深い峡谷、豊富な湧水、九州を代表する雄大な山、広い田園地帯があり、地球の大自然がギュッと詰まったような地質的な美しさを楽しむことができました。
2023/08/10 (Thu) 17:26:39

JR福北ゆたか線ウォーク(博多駅~筑前山手駅) - 高木 博

 8月6日(日)田中さん、河野さんと福岡県北部を走るJR福北ゆたか線の博多駅~筑前山手駅までの20キロをウォークしました。各自の交通手段で博多駅に集合します。大牟田市に住む田中さんは70才ですが毎日運動を続けているので顔色は良く元気そうで安心しました。10時25分、筑紫口からウォークスタートです。天気は晴れていて今日も相当暑くなる予感がします。福岡空港目指して空港通りを進みます。空港北側沿いに来ると着陸しようとする飛行機が5分くらいの間隔で何台も頭のすぐ上を通過します。

 空港の国内線ターミナルに着いて1階の北到着口付近から中に入ります。3階のラーメン滑走路に行き11時15分と早いですが昼食にします。ラーメン滑走路には10店舗のラーメン店が並んでいて金斗雲という鹿児島ラーメンの店に入ることにしました。田中さんと河野さんは特製白雲ラーメン(豚骨味)、私は黒雲ラーメン(醤油味)にしました。特製白雲ラーメンには丼の半分を覆う程の広いチャーシュー1枚と煮卵が1個入ってました。黒雲ラーメンは特製ではなくスタンダードだったのでチャーシューは細切れになったものが入ってました。黒雲ラーメンのスープはコクのある醤油味で、少しばかり生姜の風味がしました。麺はやや太めのもっちり麺でした。美味しかったです。

 昼食後、4階の展望デッキに行きました。展望デッキは2020年8月にリニューアルされたので是非行ってみたかったのです。半円形に突き出たデッキからはすぐ横に飛行機が待機しているのが見えます。飛行機が次々と目の前の滑走路を走り離陸していきます。乗客の夢を乗せて遠くへ飛び立つ飛行機にはロマンがあります。12時10分に空港を出て東平尾公園の中を通るユニバ通りを進みます。東平尾公園は高台にあり陸上競技場や体育館等、各種スポーツ施設がある公園です。東平尾公園を過ぎると志免町の住宅街に出ました。県道を北へ進むとすぐ粕屋町に入りました。暑くて汗が相当出ているので県道沿いのイオンモール福岡でひと休憩です。店内で15分ほど涼んで店を出ます。

 1キロ程進むと駕与丁公園の南側に着きました。駕与丁公園は総面積30ヘクタールの公園です。公園の中には広大な池があります。池の周囲は散策コースが整備されています。池にはブラックバス、コイ、フナがいるとのことです。ルアーを投げている釣り人が2人いました。池の上に架かっている歩行者用の駕与丁大橋を渡ります。対岸にある粕屋ドームの手前に着いてから公園を出ます。公園すぐ近くを走っている九州自動車道の横の道路を下って行き、多々良川に出て堤防道路右岸を上流へ進みます。周囲は田園地帯となりました。青い稲の水田が広がります。国道201号沿いの粕屋警察署付近を過ぎると篠栗町に入りました。多々良川は小規模な河川で500m程の間隔で農業用の取水堰が随所に設置されてました。

 篠栗町役場近くから多々良川を離れ国道201号を東へ進みます。相変わらず暑いし汗は噴き出るし喉は渇くし景色を楽しむどころか忍耐のウォークになりました。黙々と進みます。次第に狭隘な山間に入っていきます。国道沿いに民家がポツポツ並ぶ風景になりました。鳴淵ダム入口交差点を過ぎてすぐの所にある筑前山手駅に16時40分に着きました。篠栗には八十八カ所霊場があり、この駅近くにも札所が何カ所かあります。筑前山手駅は無人のコンクリート製の小さな高架駅で駅ホームは地上14.5mの5階にあります。95段の階段を上ります。JR駅では九州一の階段数です。ホームからの景色は良く近くの山々を見渡すことができます。

 電車に乗って博多駅に戻り地下鉄に乗り換えます。大濠公園駅で下りて5分ほど歩き平和台ホテル荒戸に着きチェックインします。時間がないのでドタバタ体を拭いて着替えてホテルを出ます。地下鉄で天神まで行き予約していた「うまいもん酒場天神店」に入ります。今回はちょっと贅沢に、刺身も食べ放題、プレモルも飲み放題コースにしました。もう喉はカラカラです。実に気持ち良くプレモルが体に入ります。食べて飲んでお腹一杯になりました。飲んだ後はカラオケ「まねきねこ天神大名店」に行きます。田中さんは早速新曲(我々が若かった時の曲です)を披露しました。次に河野さんは得意としている根性ものの曲の1つ(行け行け飛雄馬)を楽しそうに歌います。3人で切れ目無く歌い続け、今日のウォークの締めをしました。

 今回は、リニューアルされた空港、都会のオアシスとなっている大きな公園、九州一の階段数のある駅など、福岡市とその近郊において見学したかった箇所を巡るウォークができました。田中さん、河野さん、大変暑い中お疲れ様でした。有難うございました。
2023/07/28 (Fri) 16:31:27

御許山ウォーク(JR西屋敷駅~御許山(大元神社)~JR中山香駅) - 高木 博

 7月22日(土)後藤さん、河野さん、阿部さん、麻生さん、渡辺さんとJR日豊本線の西屋敷駅~御許山(大元神社)~中山香駅までの31キロをウォークしました。今回は渡辺さんの計画です。宇佐市東部にある小さな無人駅の西屋敷駅に集合します。今日も暑くなりそうですが、空は薄曇りなので晴れないことを期待して7時40分ウォークスタートです。

 西屋敷駅そばの国道10号を渡るとすぐに御許山登山口の看板があります。棚田のある小集落を抜けて森林の中の細い道路を上っていきます。道路の傾斜はだんだんキツくなっていきます。すでに汗ビッショリです。御許山の標高は647mで9合目に大元神社があります。大元神社手前から神社に行く森林の中の石階段を上っていきます。石階段には緑色の苔がびっしり張り付いており、異空間に入ったような幽玄的な雰囲気があります。9時30分に大元神社に着きました。大元神社は宇佐神宮の元宮です。たどり着くのに大変な苦労をする山頂近くによく神社を創建したものだと敬意の念が湧いてきます。

 神社の裏側には石造りの鳥居があります。鳥居の先は御許山山頂に向かってますが、鳥居から先は禁足地とされ、人は入れないように柵とロープが張られてました。まずお参りします。境内の庭掃除をしている年配の人がいて話をしました。大元神社の写真を撮った後、自宅に帰ってからカメラを見た時、神社の写真が消去されている場合があるそうです。写真を撮る人の心の問題でしょうか。何とも不思議な話ですが本当の話みたいです。ちょっと神妙な気持ちになりましたが、今回撮った大元神社の写真は消去されていませんでした。良かったです。

 大元神社から宇佐神宮に向かう下りの登山道を進みます。森林の中の登山道沿いには大元神社社務所、御許六坊跡、首なし地蔵など信仰の歴史を感じさせる施設が残ってました。山の尾根筋に入ると道が少し平坦になりました。さらに登山道を下って行き林道御許線に出て宇佐神宮の方向へ下っていきます。山の麓の小集落に出て市道を進み、宇佐神宮東側の小山にある大尾神社と護皇神社への入口に着きました。神社に向かう石階段を上ります。結構急な階段です。最初に大尾神社に行きお参りします。次にすぐ下にある護皇神社に行きお参りします。神社から戻り市道を進み国道10号に出て中山香駅方向へ進みます。

 宇佐中学校の横を過ぎた所にある柁鼻神社の入口に着きました。神社拝殿まで行きお参りします。今日訪れた4カ所全ての神社でお参りをしたことになります。御利益はあるかな。国道10号を進み12時30分、宇佐駅手前のジョイフルに着いて昼食にします。後藤さんと阿部さんは日替わり昼膳(焼きしゃぶサラダ膳)、河野さんと渡辺さんはツインハンバーグランチ、麻生さんと私は日替わりランチ(黒カレーチキンステーキ&ポテトコロッケ)を注文します。ビールを飲む人はジョッキ生の大を注文します。ここまで汗が相当出ていたので大ジョッキも軽く飲み干しました。大ジョッキはもう一杯はいけるけど、後半のウォークがあるので氷水で我慢します。

 13時20分にジョイフルを出ます。国道10号を進みます。天気は薄曇りの状態ですが、昼間の気温は高く汗が噴き出ます。ジョイフルで水分補給をしたはずだけど、すぐに喉が渇いたので自動販売機でペットボトルの水を買って水分補給します。立石峠の長い緩い上り坂に入ります。峠の頂点に着いてひと休憩します。その後下り坂が少し続いた後、立石駅手前にある「峠たていしの館」という農産物直売所でまた水分補給のひと休憩です。袋氷という袋に入ったかき氷を買いました。値段が安くて暑いときはこれが1番です。中山香駅まで後6キロ程です。暑さに耐える我慢のウォークをし、中山香駅に17時20分に着きました。

 今回は、真夏の暑さに鍛えられました。服は汗でビショビショです。山登りを含めて31キロだったので平地換算35キロ以上はあったかなと思います。この暑さの中、ゴールの中山香駅までウォークした達成感はありました。早く帰宅して風呂に入りビールを飲みたいと思いました。
2023/06/10 (Sat) 14:46:32

波野高原ウォーク(阿蘇市波野支所起点の周回コース) - 高木 博

 6月3日(土)後藤さん、河野さん、阿部さん、麻生さん、渡辺さんと熊本県阿蘇市波野支所を起点に波野高原を廻る28キロのウォークをしました。今回は後藤さんの計画です。波野高原は阿蘇外輪山東部に広がる高原です。大分県側から車で国道57号を通り熊本県阿蘇市に入り、県道高森波野線を通り阿蘇市波野支所に着きました。駐車場に車を止め8時50分ウォークスタートです。心配していた台風2号の影響もなくなり快晴の天気です。

 県道高森波野線をJR豊肥本線(阿蘇カルデラ横断鉄道)の滝水駅に向かいます。小集落の端にある滝水駅に着きました。待合所があるだけの木造のレトロな小さな無人駅です。ホームに入りひなびた駅舎の風景を見学します。滝水駅から波野支所方向へ引き返し県道高森波野線を国道57号へと進みます。国道57号に出た所にある「なみの高原やすらぎ交流館」に立ち寄ります。ここは旧波野村小池野小学校を改築して造られた宿泊施設です。外に出てきた管理者に聞くと素泊まり3800円でした。交流館西側の市道を南へ進みます。森林地帯の中の小集落を過ぎた所に小さな牧場があり、あか牛が5~6頭いました。大人しくて可愛いです。

 さらに進んでいくと森林横の畑に子ジカが2匹いました。我々が近づくと慌てて走って逃げて行きました。昼間からシカが現れるような自然豊かな森林です。上り坂から下り坂になると森林が少し切れて前方に阿蘇の根子岳と高岳が並んで見えました。市道から県道小地野永谷線に出てすぐに波野駅に着きました。この駅の標高は754mで九州の鉄道駅では最も高い場所にあります。ホーム横にごく簡易なプレハブ風の小さな待合所があるだけです。停車する列車は1日往復10本と少ないです。黄色い1車両のディーゼルの普通列車が到着しましたが乗客は少なかったです。波野地区で高原弁当とでも称する駅弁を作れば、この駅は人気が出るかもと思いました。

 県道小地野永谷線を進み、国道57号に出て滝室坂方向へ1キロ程進んだ所にある「峠」というお食事処に12時10分に着き昼食にします。ここは滝室坂を下る入口にあります。床の席に上がり、後藤さんと阿部さんは煮込みホルモン定食、河野さんはスタミナラーメン定食、麻生さんは唐揚げ定食、渡辺さんはカツカレー、私はチャンポン定食を注文します。いつもどおり早速ジョッキ生を注文します。汗をかいていたので一気に飲み干します。河野さんと私は料理が来てからさらにもう一杯注文します。いつも自宅では第3のビールを飲んでいるので本物のビールは大変旨いです。定食には餃子、ひじきの煮物、山芋が付いてました。チャンポンは具だくさんで、スープはスッキリした豚骨味で美味しかったです。

 13時に店を出ます。「峠」のすぐ近くから市道を南へ進みます。森林の中の小集落を抜けるとスズラン自生地公園に着きました。一面に草原が広がる公園です。スズランは暑さに弱く寒さに強いので北海道や本州中部以北の高原にしかないといわれており、西日本ではここだけ自生しているそうです。この公園の見頃は5月上旬~中旬です。草原の中の遊歩道を歩きましたが、今日は見頃時期を過ぎておりスズランをなかなか発見できませんでした。しかし花が好きな後藤さんは花が咲いている箇所を発見しました。観察力があります。

 公園を出て市道を南へ進み県道河原新波野線に出て東へ進みます。県道小地野永谷線との交差点から市道を進んで行き森林基幹道阿蘇東部線に出たすぐ南側に阿蘇望橋が架かっています。阿蘇望橋は国内初めての屋根付き車道橋とのことです。地元産の杉が使用され、ほとんど木造製の橋です。周囲に何もない草原の中にポツンとあるこの橋はトンネルのように見えて異世界に通じるような不思議な感じを受けました。阿蘇望橋の車道を歩いて渡り、すぐ先の市道を北東へ進みます。山間ののんびりした風景が続きます。16時15分に波野支所に戻りました

 今回は、高原ルートだったので涼風も吹いてきて爽やかさを感じました。九州で1番標高の高い駅、あか牛がいたりすずらんの自生する草原等、初夏の高原ウォークを楽しめました。