2021/11/29 (Mon) 00:36:49

臼杵市周回ウォーク(臼杵市役所~鎮南山~下ノ江) - 高木 博

 11月20日(土)後藤さん、河野さん、麻生さんと臼杵市役所を起点に鎮南山から下ノ江にかけて回る29キロをウォークしました。今回は麻生さんの計画です。麻生さんの車に同乗し臼杵市役所の駐車場に車を止め8時10分ウォークスタートです。朝は寒くなりましたが、雲は少なく青空でウォーク日和です。

 JR上臼杵駅の前を通り国道217号の歩道を津久見市方面へ600m程進んだ所から鎮南山へ向かう山道に入ります。東九州自動車道の上に架かる橋を渡り鎮南山の登山口に着きました。森林の中の登山道を上って行きます。登山道は山の急斜面を削って作られており地元の方の手で立派に整備されています。4合目の看板がある箇所から北へ4分程歩いた所にあるリトル鎮南山へ立ち寄ります。臼杵湾と臼杵市街地を見下ろせて見晴らしの良い場所です。看板の位置に戻り登山道を上ります。鎮南山は人気のある山らしく既に10名程の登山客とすれ違いました。

 今度は9合目付近から北へ80m程歩いた所にある塔尾山の石鎚神社に立ち寄ります。小さい祠があるだけの神社です。リトル鎮南山より臼杵湾と臼杵市街地がいっそう広がって見えて絶景です。登山道に戻り600m程歩き、10時30分に標高536mの鎮南山山頂に着きました。周囲は樹木に囲まれており眺望はあまり良くありません。ちょっと一息入れて鎮南山から南西へ向かう登山道を下ります。舗装された林道に出てすぐにコンクリートの登山道を北へ下っていきます。コンクリートが切れた先の森林の中にポツンと山庵寺が現れました。お寺としては吊り鐘と長屋風の古びた倉庫があるだけのように見えました。

 境内には長椅子やテーブルがおかれており、お寺の行事に使用されている様子が伺えました。水が湧いているのか小さい池があり鯉が数匹泳いでました。人の寄り付きにくい山奥の小さなお寺の風景に異世界のような何とも不思議な感じを受けました。山庵寺から細い登山道を下って行きます。7合目付近で上りの登山道と合流しました。登山口まで戻り国道217号に出て市道を下り臼杵市街地に入ります。臼杵城趾の西側を通り県道を進み臼杵市中央公民館の前にある「うすき港市場」に12時40分に着きました。

 「うすき港市場」のレストランで海鮮料理を食べる予定でしたが、客の順番待ちがあったので隣の食府という台湾料理の店に入りました。後藤さんは豚骨台湾ラーメンセットと生ビール中、河野さんと私は塩ラーメンセットと生ビール中、麻生さんはお酒セット(生ビール中、唐揚げ、台湾風冷や奴)を注文します。ラーメンのセットメニューは700円で、ラーメン+惣菜(唐揚げ、チャーハン、卵焼き、回廊肉、焼きそば、台湾風冷や奴、杏仁豆腐等の食べ放題)です。従業員の女性は台湾の人なのでしょう、ほんの少しカタコトの日本語で親切に対応してくれました。食べ放題なので、惣菜をついつい食べ過ぎてしまいました。

 13時20分に店を出ます。臼杵土木事務所の裏側を流れている臼杵川河口右岸の護岸を上流に歩きます。少し歩くと護岸から小学六年生の男の子がルアー釣りをしてました。聞いてみると先ほどスズキの55センチが釣れたそうですがリリースしたとのことです。川でスズキが昼間に釣れるのかと驚きました。臼杵川に架かる中須賀橋を渡り、続いて熊崎川に架かる臼杵大橋を渡り、大浜地区から中津浦地区の海岸沿いの市道を歩きます。海岸沿いは遠浅になっていて青い海が広がります。臼杵湾には三角形の津久見島、そのずっと向こうには無垢島が見えます。情緒ある海の風景です。

 道路左側の山の斜面ではみかん栽培が行われておりソフトボールより少し大きな黄色の実が沢山できてました。作業していた年配の女性に聞くと甘夏とのことです。今はそのまま食べるよりもジュースに加工することが多いそうです。小山を越えて下ノ江の造船所に出て県道を臼杵市街地方向へ歩きます。再び臼杵川河口に戻ると、先ほどの少年が今度は左岸でルアー釣りをしてました。魚籠を見ると40センチ級のヒラメが釣れてました。またまた驚きました。この少年のルアー技術は素晴らしいと思いました。私もルアー釣りに挑戦したいと思いました。17時10分に臼杵市役所に戻りました。

 今回は、鎮南山からの眺望の良い景色、大浜地区から中津浦地区にかけての美しい海岸線、山の斜面での甘夏栽培の風景など、風光明媚な景色を楽しめました。また臼杵川河口での釣り少年との出会いにより、自分もルアー釣りをやってみようと意欲をそそられたウォークでした。